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ジャーナリズム×人材育成

「良い記事が書ける能力とは」。記者の人材開発について研究しています。

新聞記事と就職活動は似ている!?

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◆記事と就活に共通点がある?◆

就職活動シーズンが到来しているようです。大学院の周辺では、就職の話題になることが多く、曲がりなりにも一足先に就職活動を経験した私の体験談を聞かれることが増えてきました。

 

実は私、面接で落ちたことないんです。

すいません、ウソつきました。学部生の頃、シュークリーム屋さんのバイトに応募して、面接で落ちました。見た目からしてシュークリームというより、泥だんごって感じなので、完全にミスマッチでした(汗)。

 

冗談はさておき。 

 

新卒の際の就職活動は、数社しか受験せず、しかも筆記試験で何社か落とされたので、筆記を通過した会社はすべて最終面接まで行きました(一番始めに第一希望の会社から内定をもらったので、ほかは辞退)。また、転職活動をしたときも1社のみを受験して内定をもらいました。いずれも倍率は20倍以上あったそうで、勝手に面接に強いと思い込んでいます。ほんまかいな。

 

就職活動について、科学的に実証研究をされている方がおられるなかで、私が提供できる情報、知見なんぞ皆無に等しいのですが、大学院生と雑談をする中で、「ん?自分が就活について話していることって、新聞記事を作るときと結構似ているんじゃないか」と思った瞬間がありました。

 

◆面接で意識していたこと◆

参考になるかわかりませんが、面接の際に意識していた持論を述べてみたいと思います。

 

インパクトのある見出しを作る

面接は、短時間決戦です。いかに面接官の記憶に残るように話せるかが重要だと思います。長い人生経験をぎゅっと凝縮した見出しを持っておくことで、面接官を引きつけることができます。

 

例えば、僕は転職した会社の面接で「僕の強みはコミュニケーション力です。これまで幼稚園児から大臣まで約3000人から話を聞いてきました」と述べました。幼稚園児と大臣という対極にあるような人の例を挙げて幅の広がりを出し、数字で客観的事実も提示することで説得力が増します。後に採用した人から「あの一言は、すごく印象に残っているよ」と言われました。

 

何でもよいのですが、自分にしか語れない一言を持つことが重要だと思います。新聞記事の見出しは、読者を引きつけるようなキーワードが盛り込まれています。特に人モノの記事の見出しを見ていると、結構参考になるんじゃないかなと思います。

 

 

自分のしてきたことをストーリーで語る

面接では、よくこれまで「力を入れてきたことは何か?」「成功体験は?」「挫折経験は?」などということを聞かれます。

 

自らの経験は変えることができないので、たまに「私は大したことをしてきていない」と嘆くような人がいます。奇をてらったことを無理に話そうとする人もいます。

 

僕は何をしたかということにインパクトを求めるのではなくて、その経験を通じて何を語れるかの方が大事だと考えます。自分が力を入れて取り組んできたことなら、きっと紆余曲折あったはずで、それをわかりやすくストーリーとして語れるようにしておくことが重要だと思います。

 

あまり良い例が思い浮かばないので、変な事例かもしれませんが、

 

「僕は大学で一番力を入れてきたことは勉強です。土日も朝8時から夜9時まで学習室にいました。高熱が出たり、お尻におできができたりしたこともありました。それでもコツコツ机に向かいました。卒業間近になると、朝、掃除に来るおじさんと顔なじみになり、最後は就活のお守りをくれました」

 

新聞記事を読んでみてもわかりますが、ストーリーには必ず波があります。常に成功体験だけが載っているわけではありません。挫折や失敗、苦労話があって、それと向き合ってきて今があるというような流れを、エピソードベースで構成されていることが多いです。しかもそれが、具体的であればあるほど、インパクトが強いものになります。

 

経験したことは断片的にしか記憶に残っていないですが、後付けでよいので、それがうまくつながるようにストーリーを構成しておくとよいのかなと思います。

 

 

◆やれることは限られている◆

就職活動は、セミナー、筆記試験対策、エントリシートなど、あれもこれもそれもどれも、いろいろやらないといけないと思いがちですが、実は自分ができることって結構、限られていると思うんです。

 

それは、志望する会社に自分のことをできるだけわかりやすく伝えるようにすること。

 

そこには、多少の演出や工夫が必要かもしれません。でも、結局最後は、自分のことを短い時間の中でいかに理解してもらえるかということに尽きるかと思います。 

 

僕は数少ない経験から、持論しか語れませんが、就活の秘訣は3要素あると思っています。それは、情熱、努力、運。

 

情熱があれば相手に伝わるし、努力もする。努力をしていれば、運も引きつける。その結果、内定がもらえる。

 

今回は、新聞記事から就職活動を考えてみるという、少しマニアックなテーマで書いてみました。結構当たり前のことを述べているのかもしれませんが、新聞は読者にわかりやすく伝えるということに焦点を当てた商品なので、就活にも参考になるんじゃないかなと思っています。

 

僕は多くの業界を受験しているわけではないので、もしかすると参考にならない業界もあるかもしれませんが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

自らの描く幸せのために、頑張ってください。

 

それでは、お元気で。