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人材育成の観点から「経営」「教育」「メディア」について考えます。

2022年回顧

激動の2022年が終わろうとしています。世界的にも非常に不安定な1年でした。一日、一日を噛み締めてきた一年でもありました。

 

私個人も人生の大一番を迎えた年でもありましたが、今こうやって穏やかな日を迎えられて、感謝の念に絶えません。多くの人に支えられて今があると思います。

 

この1年の振り返りと今考えていることは残しておくべきだと思い、簡単ですがこのブログにしたためておきたいと思います。

 

1:博士号を取得した

今年はこれに尽きます。東京大学大学院に入学したのが2015年。7年かけてようやく一つの節目までたどり着きました。「最後の青春」と自分を奮い立たせて、これまでの研究成果から大きな絵を描く博士論文に着手し、仕事以外の全ての空き時間を使って突っ走りました。

 

提出した直後は、年甲斐もなく泣きました。笑 

 

博士号取得という大きな山を登った時に見えた景色は、「ここはゴールではなく、スタート」ということでした。これまでは指導教員、先輩、審査の先生方に支えられて登ってきましたが、これからは自分で決めて進み、また誰かを支えていかなければなりません。

 

お世話になった人々の学恩に報いるためには、ここから勝負だと思います。

 

 

2:ゼミができた

勤務校にて今年から「特任」が外れ、専任教員としてゼミを持つことになりました。1期生はゼミの文化を創る非常に重要な役割を果たします。ゼミの募集要項の一文目に「ハードワークを求めます」と書いたにもかかわらず、個性溢れるツワモノが集まってきました。笑

 

ゼミは2年生の後期スタートですが、半期で既に全員が3回(文献ワークショップ、論文分析発表、個人研究発表)の発表を経験しました。前のめりな学生も多く、グループワークでもディスカッションでもガンガン意見が出てきます。ゼミのロゴを作ってくれたり、情報のストックさせるツールを作ってくれたり、どんどん主体的な学習コミュニティとして進化しています。今では私が何も言わなくてもゼミが回る仕組みが整いつつあります。

 

ゼミは特定の学生とじっくりと向き合う非常に貴重な機会です。これからの社会を担う未来ある若者に私は何を遺してあげられるだろうか。そんなことを日々考えるのですが、単に課題を与え、知識をインプットしてもらうだけではなく、深く考え、表現し、自らあらゆる局面で最善の道を切り開いていける武器をいかに渡すことができるかを考えて、ゼミの仕組み作りを試行錯誤しています。「しなやかさと力強さ」を兼ね備えた若者を社会に送り出すのが目標です。

 

3:生活環境を整えた

博士号を取得し、一つの節目を迎えたということもあり、自分の人生に今までなかったテーマを一つ組み入れました。それは「健康」です。大学を卒業してから今まで字の如く、突っ走ってきました。いや、もしかしたら高校時代からかもしれません。無茶苦茶なハードワークもした時もありましたが、歳を重ねてきたこともあり、心身の状態にも関心を向けて最大のパフォーマンスを発揮し続けられる生活に整えることを目指しました。

 

ゆとりのある住居空間にし、運動や筋トレを定期的に取り入れ(8年ぶりにサッカー大会にも出場しました。笑)、サウナに行って血行を促進し、なるべく自炊で美味しいものを食べる。常にそうできるわけではありませんが、少しずつ意識的に取り組めるようになってきました。

 

ガッと根を詰めて取り組むことができるのが私の強みでもあるのですが、バランスよく生活しながら、コツコツと成果が残せる力をつけて更なる進化を遂げたいと思います。

 

◆◆◆

そのほかにも、引き続きジャーナリストの育成事業で新たなコースを作ったり(https://tansajp.org/school/)、FA制度の体制構築を模索したり、今年は研修や授業を通じて多方面で人材育成に携わったなと思います。

 

来年は文章でアウトプットします。モノを書いて残すことは必ずやり遂げたい。過去の成果にすがらず、ゼロから新しいものを生み出したい。ここだけはコミットしようと思います。おもろいことにどんどん挑戦したい欲求が高まっています。

 

今年1年、大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 【ジャーナリズム人材育成論】

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